今回の座談会は、
老婆役 ぽんたろう:ぽんた
詩人役 羽柴カルタ:羽柴
チチ役 花之山親方:親方
ハル男役 まさる:まさる
のメンバーでお届けします!



―――では、座談会を始めたいと思います。お願いします!

全員:お願いします!

―――ではさっそく。皆さんの役の軽い紹介と、自己紹介をお願いします。

羽柴:えーと、4回生の羽柴カルタです。役名は詩人っていう、なんかなんやそれ、みたいな。固有名詞じゃねぇみたいな感じやねんけど。

ぽんた:たしかに。

羽柴:なんか、そうねぇ…言っていいんか分からんけど、現在と過去みたいなんがあって、それをちょっと回想気味でちょっとストーリーをねぇ。ストーリーテラー的な、なんか、ちょっと影をもった、ちょっと痛い青年みたいな感じですね。

ぽんた:はるかやん、それ。

一同(笑)

親方:はい。えー、1回生の親方です。えーと、役はチチ、父さんの父です。今までやったことないような父性を存分に出していかなきゃいけないらしいんですけど、ちょっとテンションがつかめないキャラクターなんでこれから掴んでいきたいです!はい!では、ぽんさん。

ぽんた:はーい。4回生のぽんたろうです。えーと、役は老婆と申しまして、わたくしの役。

羽柴:老いたばばあ。ばばあ。

ぽんた:ばばあですね。平たく言うと。

一同(笑)

ぽんた:まぁ、説明というとね、もうねぇ…今公演一回も羽柴以外の人としゃべらないというね!

羽柴:いやもう、ほんとにそう!

ぽんた:すごいよね!まじで、ねぇ!一言も他の人と交わさない。一生はるかとしゃべってる。

羽柴:ベラで、もうぽんちゃんと顔を突き合わせてしゃべってるか、飽きたらお互いに目配せして、他のところにふらーっと遊びに行く。

ぽんた:そうそうそう。みたいな感じなんですけど。なんか、なんていったらいいんだろうな。役の説明…まぁストーリーテラーその2って感じなんですけど。こう、こいつもね、大いなる秘密を抱えてるわけ!大いなる秘密を抱えてるわけよ!

―――なるほど。その秘密はぜひ本番でと。

ぽんた:そうそうそう!やっぱおいしいでしょ、これ。制作的に。はい。

まさる:えー、1回生のまさるです。えーと今回はハル男やります。

親方:ハル男。

ぽんた:ハル男。

まさる:6人兄弟の次男です。

ぽんた:おー。

羽柴:親方の息子役。

親方:そうそう。父なんでね。

ぽんた:あー、いいやん。いいやん。

まさる:季節的な名前が、こう春夏秋冬みたいな感じで。ハル男だったら長男なんかと思いきや次男っていうところがね。

親方:そうなん。

まさる:長男はね、あの、イケメンのセツ男。秦野アキラってやつがやるんですけれども。まぁ次男もイケメンなんですけれども。

一同:…

羽柴:いや誰もつっこまへん

一同(笑)

親方:いや、もう続けて。知らんから。

まさる:はい。なんかまあ、役者を目指してる青年って感じですね。

ぽんた:おー。いいじゃん。

―――では次からは質問に移ります。今までで一番印象的な公演を聞かせてください。

ぽんた:おー。

羽柴:印象的な公演。

―――4回生はもう20回くらいやってますからね。

ぽんた:そう。そうなんだよね。

羽柴:あのね、この間気づいたんだけど、俺だけ4回生で唯一全公演に参加してるんですよ。

一同:おー!

―――では本当に20公演目っていうことですか。

羽柴:たぶんそう。たぶん俺だけやったと思う。

ぽんた:あ、20公演じゃないかも。新人抜くから。18公演目くらい。

羽柴:最初の新歓とかも抜くし…

ぽんた:プロデュース入れたら20超えるかも。

羽柴:あー!超えるかもしれない。けど、まあまあ割と。半参加といいつつ…半参加がね、2、3回あるんやけど、といいつつも全参加みたいな。

親方:いっつもいましたよね。

羽柴:てか俺のせいで半参加の意味が問われてると思う。

一同(笑)

ぽんた:「そういえばお前めっちゃ箱入りしてね?」みたいなのめっちゃあるもんな。

羽柴:そうそう。半参加って何?みたいな。

―――そんな中で、一番印象に残っている作品はなんですか?

ぽんた:印象…

羽柴:えー…今年めちゃくちゃ役者やったんやけど、それまではそんなにやってなくて。役者っていう感じでもなかったんで…。新人以降で初めて役者やったのは、2回生の新歓『ゆめゆめこのじ』(2015年度新歓公演)だったんですけど。

ぽんた:でました。

羽柴:で、初めて役者に選んでもらって…

ぽんた:全員知らんのちゃう、ゆめゆめ…生では観てないよね。

親方:そうですね。

羽柴:それはちょっと悪いなと思うけど。そこでね、ちょっとばちばちにいかれましてね。めちゃめちゃ、まあ今もそうですけどね、下手なんで。不器用なんで。僕らの1個上の、現在5回生の演出の方にバシバシしごかれまして。あと今回演出の羽室にバシバシしごかれまして。

一同(笑)

ぽんた:懐かしいわ、もう…

羽柴:僕も、なんやこいつ、みたいな。僕もどうしていいか分からんし、みたいな感じでしたけど、まあそうね、まあ印象には残ってるかなとは思いますね。ぽんちゃん抱きしめたよね。

ぽんた:あー、懐かしい!そうやったなぁ!

親方:どういう話なんですか?

ぽんた:まあ遊女の話です。

親方:あー!そうなんですか。

羽柴:幕末の遊女。色町というか、まあその…とある…

ぽんた:花街…

店員さん:観に行きました。

一同:わー!!

ぽんた:うれしい!出てました!

羽柴:ありがとうございます!

ぽんた:うれしい。これ書かな。スぺサンでね。

羽柴:幕末の、なんか、とある…

ぽんた:だから、その、新選組とか、えーと…

羽柴:坂本龍馬とかね。

ぽんた:そう。が出てくる、THE・幕末の話なんだけど、薩長の同盟を結ぼうとしてるんだけど、そこに実は遊女が絡んでたっていうフィクションの話。ほら、きれいにまとまった。

親方:あー、なるほど。

まさる:お!さすが!

ぽんた:私は、印象にのこった公演で言うならまじで『室温』(2016年度新歓公演)なんですよ。

羽柴:おととしの新歓ね。

ぽんた:そう。私が3回生のときの新歓なので。

―――僕たち2回生は『室温』観て入った学年ですからね。ぽんたろうさん本当にすごかったです。

羽柴:俺も出てたんやけどなぁ。

ぽんた:うん、一瞬ね。いか男というエキストラ。

親方:あー!

ぽんた:なんかねぇ、はるかと似てるんだけど。理由として。…死ぬほどしんどかったんですよ(笑)

親方:主役ですしね。

ぽんた:そう、なんかもうめっちゃ出てて。『室温』は妹を、双子の妹、一卵性の超自分と顔の似てる双子の妹を殺された姉の役で。で、まあまずここからしてもうさ、ないじゃん、現実に。なかなかない話じゃん。で、妹の13回忌に妹を殺した主犯グループの中の一人が出所して出てくるっていう話なんですけど。まあとにかく出てる人みんなトチ狂ってるっていう話なんで。で、そのトチ狂ってる筆頭が、私みたいな。

―――終盤で、実は姉も狂ってたっていうのが分かるみたいな。 

ぽんた:そう。とにかく皆いかれてる、みたいなので。色んな男を手玉にとってるみたいなサブ設定もあったりして。え、わかんないみたいな。え、無理じゃない?みたいな。そんなところばっかで。もう何回やっても、ハコ入りしてからも、いやうんこやなお前みたいな感じやし。で、自分でもうんこやなって思うけどどうしていいか分からんし。…で、これ今やから言えるけど、本番日の2日目くらいに地元で大きい地震があって、

親方:おー。

羽柴:熊本のね。あったね。

ぽんた:そうそうそう。

親方:あの時期ですか?

ぽんた:そう。もうすっごい鮮明に覚えてるんだけど、えーと最終日が2ステで、昼・夜とあったんだけど、その日の前日に、熊本地震の本震があって。さすがに家が半分ぶっ壊れるかもしれんみたいな。

親方:おー。

ぽんた:で、家族車中泊してるわ、みたいな。そんときに千秋楽やって、

親方:うわー。

ぽんた:そう。あんま喋らんねんけど、こんな話。で、千秋楽とりあえずステージは、なぁ…

羽柴:出なな。

ぽんた:出ないとどうしようもないし。

羽柴:帰ってもどうしようもないからな。

ぽんた:そう。帰っても別に何ができるわけでもない。ないけど、メンタルぎったぎたやし。てなったのがあるんで印象的ですね。

羽柴:その時の演出も羽室やったね。

ぽんた:そうだね。

羽柴:まぁ、ゆめゆめときは演出補佐やったけど。

まさる:僕はもうあれですね、『歌姫』(2017年度新人公演)ですね。

一同:あー。

ぽんた:主役やってたもんね。

まさる:はい。

親方:やばかったもんな。メンタルが。

まさる:はい。

親方:(笑)

まさる:楽しかったです。

羽柴:やっぱりみんなメンタルがやばいほど印象に残るねんな。

まさる:でもゲネ終わった後の、僕がもういっちゃったときの、D300裏でみた、演出の和久井さん(2回生:和久井千尋)の顔が僕は忘れられない。

一同(笑)

ぽんた:めっちゃおもろいエピソード持ってるやん。

親方:ゲネが一番やばかった?

羽柴:ゲネで死んだんだっけ?

まさる:ゲネで死んだ。でも、ゲネで死んで次の日本番かと思いきや台風で延期されたから、「あー、助かったぁ」ってなったやつ。

ぽんた:あー、そうだそうだ。

親方:あれよかったよなぁ。いやよくはないけど、ある意味あれのおかげでお前はなぁ。

まさる:いや、あれのおかげで俺が瑛司(1回生:鶴田瑛司)から千秋楽をいただきました。ありがとうございました(笑)

羽柴:すぐ瑛司とライバル関係意識する。ライバル意識むき出しにして。みんな違ってみんないいんやで。

親方:秦野(1回生:秦野アキラ)もまさるも分かってくれないんです、それ。

親方:僕が印象に残ってるのは『おぼろ』(2017年度秋冬公演)ですかね。

ぽんた:ついこないだやな。

親方:そうですね。なんか、初めてジゲキに入って先輩とやる劇っていう感覚がすごくて。その、演出補佐にも、

ぽんた:(笑)いや、私演出補佐やってたなって

親方:そうですね。そうです。だから、今まで見てた人が自分と一緒に劇作ってるんやっていうのはすごい感じて。で印象…まぁ印象というか、ねぇ。海人さん(2回生:高宮海人)がいるのにあれですけど、誰かさんがはけ口で骨折をして、

―――ごめんな(高宮)

親方:そのせいで急にセリフが2倍になって。

―――そうそう(高宮)

ぽんた:そうやったなぁ、たしか。

親方:本番日の昼間に、「お前セリフ2倍になるからがんばれよ」って言われて、まぁとりあえず全部やって、みたいな。で、千秋楽に向けてまたセリフ変えつつ、とかもあって。まぁ印象には残りますよね。自分的にはもう、「何してんねん」と、「やらな」っていう2つの…

一同(笑)

ぽんた:前者が海人に対してな(笑)

親方:そうですそうです。「何してんねん」はほんまに思いましたね。

ぽんた:たしかに。

親方:ですかね。

―――ありがとう!(高宮)

親方:はい!

羽柴:「お前何してんねん」はみんな思ってるよな。でも海人はめちゃめちゃ泣いてたから。

一同(笑)

親方:なんか、いい話みたいにまとめて、「骨折したけどこんなにジゲキは強いんや」って。

―――いやもう、ちょっとやめて(笑)(高宮)

親方:いやおかしくないですか(笑)

―――もう次!次行きます。4回生についてどう思いますか?

羽柴:あー。

ぽんた:出ましたね。

羽柴:下回生からいきましょっか。

ぽんた:下回生からいこう!

まさる:4回生どう思うかですか?んー、難しいですね、それ。いや、この間ももか(1回生:柴田こーくはい)とも話したんですけど、めっちゃキャラ濃いなって思います。もう化け物しかいないなって言ってました。あ、悪口じゃないですよ。

ぽんた:(笑)

親方:あいつは悪口や。

まさる:もうなんか、ただ単に化け物だなぁっていう。

―――いろんなことができる人が集まってますよね。それぞれの分野で。

まさる:はい。

ぽんた:うれしいやん。

羽柴:いいこと言ってくれるやん。

ぽんた:褒められてるなぁ、私たち。

羽柴:うん。俺らが圧力をかけてるような。

一同(笑)

ぽんた:たしかに。目の前におるから。

親方:僕は体験リーグで。リーグで、すごい人たちがおるなぁっていうふうに思ったんで。リーグが初関わりじゃないですか。ジゲキで最初にやるのがリーグなんで。

ぽんた:たしかに。

親方:僕らの中での4回生のイメージってすごいでかくて。あ、僕はそうでもないんですけど、なんか割と1回生の中では怖がってる人もいて、

ぽんた:基本的に1、4ってびびるくない?

親方:たしかに。

羽柴:うん。たしかにびびるよね。

親方:すごい大人に見えます。

ぽんた:だって18歳と22歳やろ。

親方:いや、それ言ったらそうですよね。でもなんか、皆さん優しいっていうイメージが強いです。今もそうですし、リーグのときから思ってましたけど。

まさる:まあでもなんか、あわよくばもうちょっと舞台上で関わりたかったっていうのはあります。

一同:あー。

親方:あるね。わかる。

まさる:結局。なんか羽室さんがすごいとか皆けっこう言うけど、舞台上の羽室さんを僕は見たことないし、ぽんたさんとも別に関わったこともないし。

親方:そうそう。そうなんだよ。

まさる:はい。はるかさんともそんなに関わったことないので、まぁたぶんそれは1回生みんな思ってると思います。

羽柴:まぁ、今回共演できてよかったな。

親方:そうそう!共演できてよかった。この2人と共演できるって思ったのもつかの間ですよ。キャスト割見てみたらねぇ。

ぽんた:やっぱりか。

親方:あー、やっぱりこの人とは関われないんだって。

―――4回生のお二人は同回のことをどう思われてますか?

ぽんた:減ったよね、まず。

羽柴:うん。減った。もっとおって、まずリーグの時はもっと多くて、リーグから新人まででがっつり減って

ぽんた:あんときで20人くらいになったよね。

羽柴:ほかにやりたいことがあるやつから減っていった。

ぽんた:ジゲキでやりたいことができないから辞めていったんじゃなくて、ほかにやりたいことがあるんで

羽柴:「これで生きていきたいから辞めるわ」みたいなんが多かった。そういう意味でも、自分の道しかないやつが多いよね(笑)同期やからどうとかじゃないし。「みんなで」って言うんじゃなくて、一人一人が別々のことをやるイメージ。公演とかでも、「俺はこれやるから、お前これやれよ」みたいな

ぽんた:分かってる。分かってる。言われんでもやるよみたいなのを無言の間でやってる感じ(笑)

親方:仲悪いんですか?(笑)

羽柴:悪かないよ(笑)

ぽんた:その表現がいちばんしっくりくるね。 ある意味今残ってるメンツはやるべきことをやってきたっていうイメージがある。

羽柴:極めようとはしてきたかな、それぞれのやることを。

ぽんた:割と一回生のころから、「私に求められてるのはこれやな」みたいな。「多分これをやったら被らないから必要とされるかな」みたいな雰囲気を感じ取るのはうまいかもしれない。

親方:その賢さっていうのが、仕事を与える。

ぽんた:確かに、それはすごい幸せやったと思うよ。

羽柴:あいつがこれが出来るから、じゃあ俺はこれを出来るようになったら、みたいな。

ぽんた:例えば役者で言うんだったら、辞めちゃったけど、ハーバードっていう今役者目指してるやつがおって、あいつがもうぶっちぎりだったの。んであいつがおるんやったら、役者はあいつがやればいいしみたいな。俺も役者やりたいけど、スタッフに回った方が良いかな、みたいなんがね。

羽柴:結構おったね。

―――では最後の質問に行きます。今公演の意気込み・見どころを教えて下さい。

まさる:意気込みは…4回生のためになる、とかそういうのではなく、僕は、はむさんも言ってたんですけど、今回を通して自分がまた成長出来ればなっていう気持ちでやってます。今までずっと濃いキャラばかり与えられてたんですけど、そういうのじゃなくて、まあまあ…ていう感じのを与えて貰ったんで、

羽柴:また今までとは違う感じのって事やな

まさる:そうです。はい。だから演出のはむさんとか演出補佐のひでさんとかからまた色々吸収出来ればなと。あと4回生の方々が演じてるところをずっと見て良いところを盗めたらなって感じです。自分の為になる公演に僕はしたいです。

親方:僕もまあ似たようなもんですね(笑) ただその、4回生のはむさんの方から踏み台にしてくれって言われたんで、踏み台にしようっていうのはちょっとあれですけど、まあ先を見て、っていうのはまさると同じ様に思いますね。一回生の男子は3人とも今までとは全然違う役を貰ってるんで、学べることがあればなと思います。あとまあ、最後に共演させてもらうっていうのは意識してます。これでこの人らとは終わりなんやなっていうのは。

羽柴:まあ最後にぽんちゃんがまとめてくれると思うから、

ぽんた:ええ、ちょっとやめてや(笑)

羽柴:俺が先に喋るな、まあ、二人とも踏み台にするって言ってくれてるけど、俺らも本当にそうあって欲しいって思ってて、卒業公演やから俺らが主体でやる!とは思ってないね。 意気込みかぁ、まあ今年はちょっと今までとは打って変わっていっぱい出させて貰って、うーん、ちゃんとやれたらなって。まあ下に教える事とか伝える事とかは伝えつつ、んで、ちゃんとおもろい、普通に客観的におもろいなっていうのにしたいな、とは思ってます。

―――ありがとうございます。では最後にぽんさんお願いします。

ぽんた:じゃあ、せっかく最後に喋らせてもらうわけだし、今まで恥ずかしくてあんま言えなかった、っぽいことを言うわ。それっぽく聞こえる事を言うわ。そうだね、って今考えていうんだけど(笑) …そうだね、はるかが言った事と似てるっちゃ似てるんだけど、演劇はさ、その場で観ないとほぼ無かった事と同じになるじゃん。じゃあ何でやるかって言ったら、何かしら残る物がないと意味がないと私は勝手に思ってて。そういう意味では何かしら、後輩が、残ったなあの公演ってなる事が私のベストかな。後輩二人が言ってくれたけど、何かしら吸収しようって思ってくれてるのは凄い嬉しい。吸収しようって思ってくれてる後輩に対して、私らも何かしら残そうとしなきゃいけないなっていうのがまぁ意気込みかな。 見どころは、「上手い芝居は見れなくても、面白い芝居は見れますよ」じゃない?そう思ってるずっと。

羽柴:そう思う。

ぽんた:面白いって言うのは、げらげら笑えるとかコメディの面白いじゃなくて、なんか人間模様みたいなんを観れるのは面白いの内に入ると私は勝手に思ってるので。ただね、経験にも差はあるし、プロみたいな芝居は確かに観れん、学劇じゃ。みんながみんな吉田鋼太郎みたいな芝居は観れんよやっぱ(笑) けど、学劇を観に来てもらえる余地があるとするならば、上手い芝居は観れなくても面白い芝居は観れるよって事かな、と私は思った。ぽいでしょー。ぽいでしょー(笑)

親方:頑張らな。頑張らなあかんわ。

―――では最後に、4回生の両名に後輩へ一言お願いします。

羽柴:んー、そやね。よく辞めていく人が毎年割とおったりするんやけど、それは別に良いと思うんよ。そんなん自分の選択やし良いと思うんやけど、ちょっと気に食わんのが、やりたい事が出来んって言って辞めてく人がおるんよな。そもそもやりたい事がジゲキじゃないなってなってる人は別に良いんやけど。ジゲキでこれがやりたいのにやらせてくれへんから辞めるわ、みたいなんが、なんかちょっと納得いかんくて。多分、今まで見てきて、頑張ってる奴には割とチャンスは一回以上は与えられてきてるとは思うんすよ。ほんまにやりたくて、頑張ってて、んで頑張ってるだけじゃなくてちゃんと、自分がサブだろうが何だろうが結果をちゃんと残してる奴は、ちゃんとやってると思うんすよね。うん。サブで腐ってる奴が腹立つ。

一同:(笑)

ぽんた:さすが、サブのプロ。

羽柴:サブで、今回サブやしなって腐ってるのがなんか腹立つ。それで腐って、出来ることをちゃんとやってないと、そんなん一生かかっても出来るわけないし。まずちゃんと、やるべきことをやるっていうのが大事だと思う。腐らずに。特に年齢が下のうちは運もあるし、けど、腐らずにやれる事をちゃんとやるっていうのが大事かなぁと思います。まあ俺が音響やったから思うんかもしれん。サブでも割とやることはいっぱいあったし、結果は何かしら示せたから。存在感を自分で残して下さい。

―――ありがとうございます。では最後にぽんさんお願いします。

ぽんた:一言、一言ね!(笑) ちょっと今はるぴーのことを聴きながら考えてたんやけど、結果は残したから後は好きにしろ!終わり。

羽柴:正解。

ぽんた:うん。それ。終わり!

―――ありがとうございます。ではこれで座談会を終了させていただきます。ありがとうございました。